エネルギー・公益事業
電力・公益事業のためのコンサルティング・サービス-パーパスを持った成長とサステナビリティ
化石燃料、原子力、再生可能エネルギー源による発電から送電に至るまで、エネルギー産業は国や企業、個人の経済成長を下支えしています。しかし電力事業では現在、かつてない規模で世界的な変革が進んでいます。脱炭素化、資本市場からの資金調達、サステナビリティ、循環型経済、新エネルギー・インフラ市場、デジタル・オペレーションといった要因に、COVID-19による最新の課題が重なり、業界プレイヤーには大局的な視野を持つエキスパートの支援が必要となっています。弊社のエネルギー分野のコンサルティング・チームは、戦略的かつ実践的な、起業家精神ある知見とアドバイスの提供が可能です。
※日本オフィスにおけるサービスについては こちら もご覧ください。
#1 エネルギーのバリューチェーンを脱炭素化
世界の石油・ガス企業、公益事業体、投資家、エネルギー販売業者、政策立案者は脱炭素化に向け大胆なコミットメントを発表しています。しかし、日々の業務でこの約束を実行できるのでしょうか。弊社のエネルギー・コンサルティングのスペシャリストは、気候変動がもたらした戦略的課題への対処とポスト炭素時代のポジショニングについて、トップマネジメントを支援します。機会の把握、サステナブルな優位性の構築、コミットメントの実現に関してサポートを提供します。
#2 グリーン・ビジネスの利益機会を発見
近年、評価が劇的に高まってきたのが、再生可能エネルギー発電、蓄電、電動モビリティ、グリーン水素企業です。このトレンドは今も継続しています。その要因は、脱炭素化の政策拡大とコミットメントの普及、豊富で廉価な資本、技術と市場の成熟です。弊社のエネルギー・マネジメント・エキスパートは、投資家が個々の投資の真の価値(および真のコスト)、そして資産ポートフォリオに与える影響を把握できるよう支援します。「目標リターンのためにさらにリスクを取るべきか?」、「現在、過小評価されているセクターと技術は?」、「規制面、技術面、経営面のリスクはどうか?」といった疑問に答えます。また、経営面と技術面のデューデリジェンスや、交渉サポート、合併後の統合支援などのサービスも提供します。
#3 循環型経済への前進
資源のクローズド・リサイクルは環境を保護し、経済的価値も生みます。しかし水処理、廃棄物処理、リサイクル・プロセスの適切な体系化は、多くの国にとって依然、大きな課題です。石油・ガスセクターをサステナブルで循環型の経済に移行させるには、採掘から最終消費にわたるGHG排出量の削減や、処理・精製プロセスの再設計による廃棄物抑制といった施策が必要です。太陽光発電や電動モビリティのような「クリーン・エネルギー」セクターでも、製品設計とビジネスモデルで資産の再利用と回収をますます重視する必要があります。弊社は循環型経済やサステナビリティの領域で幅広いコンサルティング・サービスを提供しており、その範囲は、事業者のESG戦略・効率化プログラムの設計から、投資企業のポートフォリオ・スクリーニングと投資先デューデリジェンスの実施、料金請求・供給契約・エネルギー使用といった領域の省エネ化の見直しにまで及びます。
#4 エネルギー業界のインフラと市場について再考
エネルギー・インフラ分野では、新たな大陸間ガスプロジェクトの立ち上げ、再生可能エネルギーの国内・国際送電、輸送の電動化推進、マイクログリッドの拡大など、抜本的変化が進んでいます。こうした進展は市場設計の変化を伴い、プレイヤーはリスク管理と価格設定を再考せざるを得ない状況にあります。弊社では市場知識と大規模な設備投資プロジェクトのノウハウを活かし、インフラ構築、規制・調達・建設・保守への対応、効果的な価格戦略・販売戦略の策定などについて、世界中のクライアントを支援しています。
#5 アドバンスト・アナリティクスとデータの力
B2B/B2Cのフロントオフィスからバックオフィスにかけての自動化、機械学習による負荷予測、DER(分散型エネルギー源)プロジェクトのスクリーニングと構成、予防保全など、データ・アナリティクスが価値を創出できる領域は枚挙にいとまがありません。しかし、その実現にはアドバンスト・アナリティクスの深い専門知識が必要です。弊社には根本的なビジネス課題とコンテキストに対処してきた実践的経験、豊富なデジタル・ツールと技術パートナー企業、チェンジ・マネジメント・プロジェクトや戦略に関わる長年の経験があり、クライアントの期待と現実の差を解消する支援が可能です。
成功へのフレームワーク
変化する世界を乗り切ろうとするクライアントの支援に向け、弊社では2020年代のエネルギー・コンサルティングのフレームワークを開発しました。このフレームワークは「パーパス」、「成長」、「持続可能性」という、3つの戦略的アクションの円から構成されています。
「パーパス」を明確に定義することで、様々なステークホルダーが同じ方針を共有できるようになり、効率とアジリティ、レジリエンスを実現できます。「成長」には顧客エンゲージメント、スキル構築、効果的なリソース展開が含まれます。「持続可能性」は有意義な効果の持続を図ることで、成長とパーパスを補強します。
この3つの円が重なるところに、「文化の変化」があります。これは、弊社のソリューションすべてを下支えする重要ステップです。エネルギー業界の変革を背景に、企業と投資企業にとっての機会は豊富に生まれています。コンサルティング・ファームとしての私たちの仕事は、貴社にその機会を認識していただくとともに、それを最大限生かすのに必要なツールを提供することにあります。
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